後払いワイドはアマゾンで使えない！使える店・サイトやAmazonの後払い方法等解説

「後払いワイド」とは、ポケットカード株式会社が提供している後払い決済サービスです。
後払いサービスの中では限度額が多く、口座振替も選択できるため利便性の高いサービスといえます。

しかし、残念ながら後払いワイドは、アマゾンで使用することができません。

この記事では、以下の項目について詳しく解説しています。

アマゾンで後払い決済をしたい方や、後払いワイドを活用したい方にとって役に立つ内容となっておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

後払いワイドはアマゾンで使えない

結論から述べると、後払いワイドはamazonでは利用できません。

後払いワイドはシステム上、ECサイトにて決済時に「後払いワイド」を選択する必要があります。
しかし、amazonでの購入時には後払いワイドを選択することができません。

また、amazonのアカウントサービスでは「お客様の支払い方法」の設定が可能ですが、そちらでも後払いワイドを設定することはできません。

Amazonギフト券も購入不可

後払いワイドでは、amazonでの通常の買い物はできませんが「amazonギフト券なら購入できるのではないか」と期待する方もみえます。

amazonギフト券は換金性が高く、資金調達をしたい方にとって魅力的な商品です。
しかし残念ながら、後払いワイドではamazonギフト券の購入もできません。

amazonギフト券を購入したい場合は、後払いワイド以外の決済方法を検討する必要があります。

後払いワイド×アマゾンで現金化もできない

購入した商品を転売することで現金を調達する「現金化」を行う場合、一般的には現金化業者に依頼します。

その際、業者から買取対象となる商品を指定され、業者に発送することで代金を受け取れます。

しかし、指定された商品を後払いワイドで購入しようとしても、amazonは対応していないため、購入自体ができません。

その場合は、amazon以外の店舗での購入が必要になります。

後払いワイドが使える店・サイトはどこ？

後払いワイドは、提携している加盟店以外では使用できません。
2024年5月時点で、利用可能な店舗は以下になります。

このように、後払いワイドはamazonだけでなく、楽天市場やYahoo!ショッピングでも利用できません。
しかし上記のショップをよく利用する方にとっては、便利なサービスだといえます。
(参考：後払いワイドご利用可能な加盟店 | クレジットカードのポケットカード株式会社)

アマゾンで使える後払いアプリ

amazonでは後払いワイドに対応していませんが、他に利用できる後払いアプリはいくつかあります。
amazonで利用できる後払いアプリは、以下の11種類です。

それぞれの特徴を、アプリごとに表でまとめました。
順番に解説していきます。

バンドルカード「ポチっとチャージ」

ポチッとチャージを利用するには、バンドルカードアプリからチャージを選択します。
バンドルカードアプリはメールアドレスと電話番号があれば登録できるため、本人確認は必要ありません。

コンビニ支払いは現金払いのみ対応しています。
ネット銀行の場合、利用可能な金融機関は以下の一覧に記載されています。
(参考：銀行ネット決済・対応金融機関一覧｜ペイジェント)

Kyash「イマすぐ入金」

イマすぐ入金は、Kyashに登録するだけで利用できるため、本人確認は必要ありません。
Kyashは、メールアドレスと電話番号を入力すれば最短1分で「Kyash Card Virtual」が発行されます。

チャージ手数料は、金額によって異なります。
(参考：「イマすぐ入金」の申し込み可能額や手数料について｜Kyash HELP)

支払いは翌月末日までにコンビニで行います。
コンビニは、ローソン・ファミリーマート・ミニストップ・セイコーマートのみ支払いが可能であり、セブンイレブンは対応していないため注意が必要です。

B/43「あと払いチャージ」

あとばらいチャージは、B/43(ビーヨンサン)が提供する後払いサービスです。

利用するには、B/43の登録、カードの発行、本人確認が必要になります。
本人確認を行うには、顔写真付きの本人確認書類が必要になります。
(参考：あとばらいチャージとは？｜B/43 ヘルプ)

また、カードが手元に届いてからでないと利用できません。
カードは、8〜10日後(土日祝日を除く)に届きます。

支払い方法はコンビニ払いのみであり、翌月末日までに支払います。

ペイディ(Paidy)

あと払いペイディは、株式会社Paidyが提供する後払いサービスです。
メールアドレスと電話番号があれば本人確認なしでも利用できます。

限度額は非公開となっており、利用の都度変動します。

支払い方法が口座振替であれば、手数料は無料になります。
コンビニ支払いの場合はアプリ上でバーコードを提示すれば支払いができ、手数料は一律390円です。
(参考：手数料について知りたい : ペイディ カスタマーサポート)

PayPayクレジット(旧PayPayあと払い)

PayPayクレジットは、PayPayカードを所有している場合は、最短20秒で登録できます。

所有していない場合は、支払い用の銀行口座が必要になりますが、口座登録に1〜2ヶ月かかります。申し込むことで、PayPayカードのバーチャルカードが発行されます。

支払いは、PayPayカードの利用分とまとめて、翌月27日に自動で引き落とされます。
そのため、手数料は無料となっております。

メルペイスマート払い

メルペイスマート払いの利用限度額は非公開となっており、メルカリの利用状況によって異なります。

支払い手数料は、コンビニ・ATMの場合は220円〜880円となっており、支払い金額により異なります。
(参考：メルペイのあと払いの支払い方法は？ – メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ)

定額払いも選択可能ですが、手数料が年15.0%かかります。

なお、メルペイスマート払いを利用するには、事前にアプリでかんたん本人確認が必要になります。

LINE Pay「チャージ＆ペイ」

チャージ＆ペイは、LINE Payが提供する後払いサービスです。
以下のいずれかのカードを、LINE Payアカウントに登録することで利用可能になります。

上記のクレジットカードを作成する際は、以下のものを用意します。

支払いは、クレジットカードの支払いと同時に、指定口座から引き落とされます。
そのため、チャージの手間と手数料が発生しません。

Tポイント×QUICPay

Tポイント×QUICPayアプリでは、おたすけチャージ＋(ショッピング)を使用することでamazonで後払いができます。

アプリ登録には、顔写真付きの本人確認書類が必要になり、審査は最短数分で終わりますが、手続き完了まで3〜4営業日程度かかる場合もあります。
その後、おたすけチャージ＋を利用するために銀行口座の登録を行います。

支払い方法は、一括だけでなく分割やリボ払いも選択可能です。
手数料は支払い方法により異なります。
(参考：おたすけチャージ プラス｜アプラス)

みんなの銀行「カバー」

カバーの申込み条件は、みんなの銀行の普通預金口座を所有している方であり、20歳以上で収入のある方となっております。

そして、カバーはプレミアムサービスの追加オプションであり、月額600円の利用料がかかります。

支払いは、みんなの銀行普通預金口座からの引き落としによって完了します。
支払日は随時となっており、自分の都合の良い時に支払えます。

申込の際は顔写真付きの本人確認書類が必要であり、審査時間は最短当日となっております。

BANKIT「おたすけチャージ」

おたすけチャージはBANKITを利用している、18歳以上の方が使用できます。

限度額は、1回につき3,000円または6,000円から選べますが、6,000円チャージは利用状況により利用可能になります。
手数料は、チャージ1回につき300円です。

​​支払い方法は、メインWalletのチャージ残高からのみとなっております。
メインWalletへのチャージは以下の方法で行います。

注意点として、おたすけチャージを利用するには、顔写真付きの本人確認書類が必要になります。
なお、本人確認はオンラインで完結しますが、本人確認完了に3営業日程度の時間がかかります。
(参考：BANKIT You（WalleToma） – BANKIT)

ウルトラペイ「ミライバライ(旧こんど払い)」

(後払い)ミライバライを使用するには「ultra payカード」を作成する必要があります。
カードは3種類ありますが、amazonでは「でじなカード」があれば利用できます。
でじなカードは電話番号やメールアドレスがあれば作成可能なため、本人確認は必要ありません。

利用限度額は5万円までとなっており、手数料はチャージ金額によって異なります。
支払い方法は、コンビニ払いのみとなっております。
(参考：後払い(ミライバライ)とは？｜株式会社ULTRA)

後払いワイドとは？

「後払いワイド」の利用限度額は30万円と、他の後払いアプリより多めに設定されています。

決済方法は初回は一括払いのみとなっておりますが、2回目以降は分割払い・リボ払いが選択可能です。

分割払いでは支払い回数ごとの手数料が設定されています。
リボ払いの手数料は実質年率15.0%となっており、利用月の翌月1日目より支払日までの365日を1年とする日割り計算になります。

後払いワイドは、18歳以上であれば、主婦やパート、アルバイトでも申込が可能です。

申込の際は審査にて本人確認が実施されるため、運転免許証など顔写真のある本人確認書類が必要になります。
また、信用情報も確認されます。

支払い方法はコンビニ払込や銀行振込、口座振替になります。
支払いの際の手数料は、以下の通りです。

支払い期限は翌月の1日ですが、滞納すると遅延損害金が年14.6%課されます。
(参考：後払いワイド会員規約｜クレジットカードのポケットカード株式会社)

後払いワイドの現金化は利用規約違反でペナルティの恐れあり

後払いワイド会員規約では、現金化について下記のように記載されています。

第15条（会員資格の喪失およびID等の一時利用停止等）
（1）当社は、次のいずれかに該当した場合、特に会員に通知することなく、 会員資格を取り消し、利用可能枠内であってもID等を一時利用停止し、または利用可能枠を変更する等の措置を取ることができるものとします。

⑨現金化を目的とした商品・サービスの購入の疑い等、会員のID等の利用状況が適当でないまたは不審であると当社が判断した場合。

(引用：後払いワイド会員規約｜クレジットカードのポケットカード株式会社)

現金化を行った結果、後払いワイドは利用停止、もしくは利用可能枠が変更されるなどの措置が取られます。
それだけでなく、未払いの代金の一括返済を要求されます。

第14条（期限の利益の喪失）
（1）会員が次のいずれかの事由に該当した場合は、当然に期限の利益を失い、当社に対する未払債務の全額を直ちに支払うものとします。

③ID等を第三者に貸与、譲渡、質入れ、または担保提供などをし、もしくは商品の質入れ、譲渡、または賃貸など、当社のID等の所有権または商品の所有権を侵害する行為をした場合。

(引用：後払いワイド会員規約｜クレジットカードのポケットカード株式会社)

後払いワイドで現金化を行うことで、これらのペナルティを受けることになります。

現金化よりカードローンの利用がおすすめな理由

現金化については、金融庁でも注意喚起されています。
現金化業者の中には違法業者も多く、犯罪に巻き込まれる可能性があるため、気軽に利用すべきではありません。
(参考：「今すぐ現金」「手軽に現金」に注意ください！：金融庁)

それでも、すぐに現金が必要な場合はカードローンの利用がおすすめです。
その理由は以下の通りです。

まず、現金化業者を利用した場合、商品を購入後に現金化業者へ商品を送る手続きを行う必要があるため、現金を手に入れるまでに時間がかかります。
代表的なカードローン会社であるプロミスであれば、最短3分で現金が手に入ります。

しかし「借金していることを家族に知られたくない」と心配される方は多いです。
大手消費者金融では、契約から借入までWeb上で完結し、郵便物が送られることもないため、家族にバレる心配がありません。

現金化業者を利用すると、換金率はおおよそ80%程度ですが、さらに後払いアプリの手数料もかかります。
大手消費者金融では、初回のみ無利息期間が適用されることで金利の負担を減らすことができます。

与信審査が行われる後払いワイドであっても、限度額は30万円までしか利用できません。カードローンであれば、審査によっては100万円程度まで借りることが可能です。

さらに、後払いアプリでは翌月に一括で支払う必要がありますが、カードローンでは毎月少しずつ返済することができ、支払いの負担を軽減できます。

そして、カードローンは正規の貸金業者であり、法律に則って運営されています。
したがって、後払いアプリの現金化で利用規約違反になるようなリスクは少ないです。

以上の理由から、現金が必要な場合は後払いアプリではなくカードローンを利用することが、安全に多くのお金を手に入れるための適切な方法だといえます。

【まとめ】後払いワイドでアマゾンは利用できないので別の後払い方法を利用する

amazonを利用したい場合は、後払いワイド以外の支払い方法を探さなければなりません。
他に挙げられるものとしては、主に以下の選択肢になります。

多くの後払いアプリは、貸し倒れリスクを減らすため限度額は5万円程度に抑えられています。
利用する際は毎回チャージが必要で、そのたびに手数料が発生します。
また、支払いの際はコンビニまで行かなければなりません。

クレジットカードの限度額は審査によって変動しますが、100万円ほどが多いです。
利用した分は翌月に一括で支払う必要がありますが、分割払いの場合は手数料がかかります。

クレジットカードにキャッシング枠が付帯している場合、利用限度額は比較的少額であることが多いですが、キャッシングを利用するとショッピング枠が減少するため、注意が必要です。

カードローンでは、審査によっては100万円程度を借入れることが可能です。
限度額内であれば、手数料無料で何度でも借入れが可能です。

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この記事の監修者	山口奏太
自己紹介	金融WEBメディア運営・管理経験を活かし「お金借りる今すぐナビ」の編集・監修を担当。FP技能士３級。現在貸金業務取扱主任者・クレジット債権管理士の資格取得にも前向きに取り組んでおり、借り入れに関する疑問や不安に応えるため、常に正確で専門的な情報提供に努めています。
事業所	株式会社トイント