Tポイント×QUICPayの審査は厳しい？落ちた原因等解説

Tポイント×QUICPayの審査に落ちた方の中には「審査が厳しいのではないか」と疑問を抱く人もいます。

しかし、Tポイント×QUICPayの審査は、特別厳しいというわけではありません。

本記事では、以下の事柄について解説しています。

• Tポイント×QUICPayの審査内容
• Tポイント×QUICPayの審査に落ちた原因
• Tポイント×QUICPayの審査に落ちた時の対処方法

この記事を読むことで、Tポイント×QUICPayの審査通過率を上げることができます。
また、仮に落ちてしまった場合の具体的な対処方法についても解説します。

Tポイント×QUICPayの審査は厳しい？

まず、Tポイント×QUICPayの審査が厳しいかどうかを検証するには、実施されている審査の特徴を明らかにしておく必要があります。

Tポイント×QUICPayの審査の特徴は、以下の通りです。

Tポイント×QUICPayの審査は、株式会社アプラスによって実施されています。

そして、アプリ内クレジットカード審査が実施されますが、その際は信用情報が照会され、申込には本人確認書類と銀行口座が必要になります。

審査で基準となる項目は、主に年収など支払い能力に関する情報になります。

審査はSBI新生銀行グループのアプラスが行う

「Tポイント×QUICPay」は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)のグループ会社である株式会社Tマネーと、新生銀行グループの株式会社アプラスによって、2022年2月14日より発行開始されました。

このサービスは、新生銀行グループの「BANKIT®(バンキット)」によって提供されています。

利用するためには、本人確認およびアプラスによる審査が必要になります。
(参考：Tポイントが貯まる後払い型決済アプリ「Tポイント×QUICPay（クイックペイ）TM」が誕生！｜ニュース｜CCC カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)

信用情報は照会される？

Tポイント×QUICPay申込の際は「アプリ内クレジットカードの審査」が必要になります。
したがって、審査内容はクレジットカード作成時と同等のものになります。

クレジットの支払いは後払いになるため「支払いを行ってくれる方なのか」を判断する必要があります。
そのために、信用情報が照会されます。

信用情報については、一般社団法人日本クレジット協会では下記のように解説されています。

「信用情報」とは消費者のクレジットやローンの支払状況のことです。また、信用情報機関に登録されている信用情報は以下のようなものです。

1.本人を識別するための事項
氏名、生年月日、郵便番号、住所、電話番号等
2.取引事実に関する事項
契約の種類、契約年月日、商品名、契約額、支払回数、入金履歴、残債額等
3.申込内容に関する事実
4.本人申告コメントなど

(引用：クレジット会社の審査｜一般社団法人日本クレジット協会)

審査の申し込み条件

Tポイント×QUICPayに申込できる方は、日本に居住している18歳以上の方になります。

申込の際はYahoo! JAPAN IDが必要です。
IDがない方は登録する必要がありますが、携帯電話番号があれば登録できます。
(参考：Yahoo! JAPAN IDに関するヘルプ｜Yahoo! JAPAN)

それ以外にも、以下のものを所有していることが条件です。

審査基準となる項目

クレジットの審査では、信用情報だけでなく「支払い能力」も重視されます。
その支払い能力の有無を判断するためには、審査基準となる情報が必要となります。

審査基準となる情報とは、主に以下の項目になります。

審査では、安定した収入がある方が有利になるため、勤務先や勤続年数は特に重要な情報です。

また、他社からの借入がある場合は、借入件数や借入額も申告する必要があります。

Tポイント×QUICPayの審査に落ちた原因

Tポイント×QUICPayの審査に落ちた原因を問い合わせても、具体的な理由は教えてもらえず、原因は推測するしかありません。

考えられる原因としては、以下の項目が挙げられます。

それぞれの原因について、一つ一つ解説していきます。

信用情報に傷がついている(ブラックリスト)

まず、審査では申込者の信用情報が確認されます。
そこで信用情報に傷がついていた場合は、審査で落とされる確率は高くなります。

いわゆる「ブラックリスト」に載っている状態ですが、ブラックリストは正式名称ではなく通称であり、ブラックリストそのものが存在しているわけではありません。

信用情報に傷がついているとは「異動情報」がある状態のことです。
異動情報は、主に以下の3つの状態になることで記録されます。

それぞれの特徴を以下の表にまとめました。

なお、自分の信用情報は開示請求が可能です。
信用情報は、以下の3つの機関で確認できます。

• 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
• 株式会社日本信用情報機構(JICC)
• 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

審査に落ちてしまった場合は、自分の状態を一度確認してみることをおすすめします。

年収/収入が少ない・安定してない

審査での支払い能力を判断する指標の一つに年収があります。
そこで年収が少なければ、支払い能力が不足していると判断されます。

なお、高収入であっても、歩合制の場合は毎月の収入が安定していないため、平均的な年収の方より審査では不利になります。

就職や転職をしたばかりで、勤続年数が1年未満の場合も収入が安定していないと見られがちです。

クレジットカードやローン・後払いアプリを複数同時申込している

クレジットの申込を短期間に繰り返すと、「資金繰りに苦労している」と返済能力が疑われ、審査に落ちてしまうこともあります。

このように、短期間に複数の申込を行った結果、審査通過率が下がっている状態を「申込みブラック」と通称します。

信用情報には、支払い状況だけでなく申込状況も記録されます。
その申込情報の保管期間は、6ヶ月間となっております。

したがって、審査に落ちてしまった直後に再度申込をするのは避けた方が無難です。
再度申込をするのであれば、6ヶ月間は期間を空けてから実施します。

申込内容に不備や虚偽の申告がある

登録内容が正確ではない、または虚偽の申告であった場合は審査には通りません。
Tポイント×QUICPay利用規約では、下記のように記載されています。

第3条（Tポイント×QUICPayの利用開始）

6.当社は、以下の各号のいずれかに該当する場合、Tポイント×QUICPayサービスの利用をお断りすることがあります。この場合、当社は、その理由を開示する義務を負わず、また、これにより、Tポイント×QUICPay会員等が何らかの損害を被ったとしても、当社は一切責任を負わないものとします。

（7）Tポイント×QUICPay会員等の登録内容に正確ではない又は虚偽の情報が含まれている場合

(引用：Tポイント×QUICPay利用規約 ｜ アプラス 新生銀行グループ)

したがって、申込時にはミスがないように慎重に入力する必要があります。
また、年収の水増しなどのウソの申告が発覚次第、利用は断られてしまいます。

ローンの借入件数・借入金額が多い

今まで滞納したことがなく、また年収も高く勤続年数が長かったとしても、審査に落ちてしまうケースがあります。

その主な原因として「他社からの借入件数が多い」もしくは「借入金額が多い」ことが挙げられます。

アプラスは日本貸金業協会会員の第005541号にて登録されています。
したがって「貸金業法」に則り審査を実施します。
貸金業法では「総量規制」により年収の3分の1以上の貸付は禁止されています。
(参考：お借入れは年収の3分の1まで（総量規制について）【貸金業界の状況】 | 日本貸金業協会)

現時点で借入額が年収の3分の1程度ある場合は、まず借入件数と借入額を減らすことに注力しなければ、今後も審査を通過することは難しいといえます。

過去にアプラスのサービスで滞納・支払い遅れがある

アプラスはSBI新生銀行グループの一員です。

SBI新生銀行グループではより良いサービス提供のため、月々の返済状況や履歴の情報が共同利用される場合があります。
(参考：個人データの共同利用について | アプラス SBI新生銀行グループ)

消費者金融のレイクも、SBI新生銀行グループの一員です。

また、アプラスではクレジットカードも発行されています。

• APLUS CARD with
• Tカード プラス PREMIUM
• アプラスゴールドカード

アプラスの「目的別ローン」を利用している場合も、注意が必要です。

それ以外にも、アプリ型プリペイドカードである「BANKIT」の後払いサービス「おたすけチャージ」も、アプラスが提供しています。

これらのサービスを利用しており、滞納がある場合は審査に通るのは難しいです。
過去に利用していた場合も、滞納の記録が残っていれば審査には不利になります。

Tポイント×QUICPayの審査に関する5chや知恵袋の口コミ・評判

実際にTポイント×QUICPayを申し込み、利用した方の口コミがネット上に寄せられています。
その中から数点ピックアップし、内容について検証してみました。

Yahoo!知恵袋では「審査に通ったのにアプリが利用できない」という書き込みがありました。

TポイントQUICPayの登録をし、即日審査が完了し、チャージもしました。 審査完了から10日程たちましたが、いまだに利用出来ません。 GWで、手続きが遅れているのでしょうか？ ご存知の方教えてください。

(引用：Yahoo!知恵袋)

この方の場合は、GWで手続きが遅れたのではなく、Google Payの登録をしていなかったことが原因だったようです。

郵便物について心配している方もみえました。

Q.Tポイント×QUICPayは何か郵送物はあるのでしょうか？

A.これよね
https://www.bankit.jp/service/tpoint/

BANKITというアプラスという会社のクレジットカード機能なので、審査があり契約時に郵送物はないが、DMを送ってきたことはあります。

親バレ家族バレには注意。

(引用：Yahoo!知恵袋)

Tポイント×QUICPayの契約はアプリで完結するため、契約書が郵送されることはありませんが、DMが送られてくることはあるようです。

DMが届いた場合は、手続きを行うことで停止できます。
手続きは、自動音声サービスにて24時間受付されています。
(参考：ダイレクトメール「V DM」（郵送物）について | Vポイントサイト -よくあるご質問・お問い合わせ)

本人確認の所要時間について、質問をしている方もみえました。

0002名無しさん＠お腹いっぱい。
垢版 | 大砲
2022/02/16(水) 10:18:54.20
本人確認時間かかる？
今本人確認中なんだけど

0003名無しさん＠お腹いっぱい。
垢版 | 大砲
2022/02/16(水) 11:34:53.20
>>2
自分は10分くらいでメールきたよ

(引用：5ch(旧2ch))

本人確認の時間は、公式サイトでは「最短即日で完了」と記載されています。
ただし、状況によっては3〜4営業日程度かかる場合もあるようです。
なお、営業日は平日となっております。

Tポイント×QUICPayの審査時間は最短数分で完了する

Tポイント×QUICPayの審査時間については、公式サイトにて下記のように明記されています。

申込情報入力・銀行口座登録後、審査は最短数分で完了。
(引用：Tポイント×QUICPay（クイックペイ）【公式】)

最短数分で完了とのことですが、以下のような状態で申込された場合は審査に時間がかかる可能性があります。

本人確認は最短即日で完了しますが、状況によっては手続き完了までに3〜4営業日程度かかる場合があるとのことです。
なお、Tポイント×QUICPayの営業日は平日となっております。

Tポイント×QUICPayの審査に在籍確認はない

クレジットカードやローンの審査では、在籍確認が行われるのが一般的です。

在籍確認では、申込者が申告した勤務先に実際に勤務しているか確認することで、返済能力の有無が判断されます。
確認方法は、主に勤務先への電話連絡もしくは提出書類によって行われます。

Tポイント×QUICPayの場合、利用限度額が10万円程度と比較的少額のため、在籍確認は実施されません。

本人確認と信用情報の確認が取れ次第、審査は完了となります。

Tポイント×QUICPayの審査に落ちた時の対処方法

Tポイント×QUICPayの審査に落ちた後に、再度申込をしたとしても審査に通る確率は高いとはいえません。
その場合は、他の方法を検討しなければなりません。

Tポイント×QUICPayの審査落ち時の対処方法としては、主に以下の3つの方法が挙げられます。

それぞれの対処方法について、順番に解説していきます。

Tポイント×QUICPay以外の後払いアプリを利用する

Tポイント×QUICPayの審査に落ちてしまった場合は、他の後払いアプリを検討するのも一つの方法です。

「でも他の後払いアプリで審査が通るのか不安」という方は、審査不要のアプリを選択します。
事前にチャージし、利用分をコンビニ払いするアプリであれば審査は実施されません。
しかし審査がない分、利用可能金額は5万円程度と少額であることが多いです。

審査不要の後払いアプリは以下になります。

• バンドルカード「ポチッとチャージ」
• Kyash「イマすぐ入金」
• B/43「あと払いチャージ」
• あと払いペイディ

少額では足りないという方は、審査が実施される後払いアプリも試してみます。
その場合は、アプラス系列以外のアプリを選択します。

• PayPayクレジット
• LINEPay「チャージ＆ペイ」
• メルペイスマート払い
• 後払いワイド

自身の状況や目的に合わせ、利用する後払いアプリを選択します。

カードローンで一時的に借りる

他の後払いアプリを利用する方法もありますが、カードローンも選択肢の一つとして挙げられます。

金融機関によって審査基準は若干異なるため、アプラスでは審査に通らなかったとしても、消費者金融であれば通る可能性はあります。

大手消費者金融の審査では「スコアリングシステム」が導入されています。
「スコアリングシステム」では、申込者の年収などの属性をコンピューターに読み取らせることによってスコアを算出します。

カードローンでは審査次第で100万円程度の融資を受けることができますが、後払いアプリの利用可能額は多くても30万円程度です。

大手消費者金融では即日融資が可能で、プロミスであれば最短3分で審査が完了します。
さらに、無利息期間を活用すれば金利の負担を減らすこともできます。

また、後払いアプリでは事前にチャージする必要があり、そのたびに手数料が発生しますが、カードローンは限度額内であれば何度でも手数料なしで借入ができます。

ただし前述した通り、消費者金融のレイクはアプラス系列のため避けた方が無難です。

クレジットカードのキャッシング枠を利用する

クレジットカードを所有している場合は、キャッシング機能を利用すれば審査不要でコンビニATMなどからお金が引き出せます。

ただし、キャッシング可能額は少額である場合が多いです。

また、キャッシングを行うとショッピング枠が減ってしまう点にも注意が必要です。
生活費をカード払いにしている場合は、残高不足で引き落としができなくなってしまうため、カードの利用限度枠を確認してから利用することが大切です。

そして、キャッシングは年率15.0%程度の手数料が発生します。

なお、キャッシング枠が付帯していない場合は申込する必要がありますが、その際は審査が実施されます。

Tポイント×QUICPayの審査は特別厳しいことはない

Tポイント×QUICPayの利用限度額は10万円程度と比較的少額であるため、銀行カードローンなどと比較すると貸し倒れリスクは低いといえます。

したがって、Tポイント×QUICPayの審査は特別厳しいわけではありません。

クレジットカードの作成時と同等の審査が求められますが、在籍確認は実施されません。パートやアルバイトでも、安定した収入があれば審査に通りやすいですが、滞納には気を付けなければなりません。

また、申込時の入力ミスを避け、借入件数や借入額をできるだけ減らすことで審査通過率を高めることができます。

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この記事の監修者	山口奏太
自己紹介	金融WEBメディア運営・管理経験を活かし「お金借りる今すぐナビ」の編集・監修を担当。FP技能士３級。現在貸金業務取扱主任者・クレジット債権管理士の資格取得にも前向きに取り組んでおり、借り入れに関する疑問や不安に応えるため、常に正確で専門的な情報提供に努めています。
事業所	株式会社トイント